SWEET HOME BLOGSweet Home ブログ
2024/01/18
新耐震基準と旧耐震基準の違い
昭和56年の5月末までの耐震基準は、旧耐震基準と呼ばれます。
旧耐震基準では、震度5で倒壊しなければ、問題はないというものでした
しかし宮城沖地震などの大きな地震災害が起き、深刻な被害が多く出たことから、建物の耐震性の基準が見直されたのです。
このとき、新耐震基準が昭和56年の6月より新しく制定されてからは、耐震性の基準も大きく変わりました
旧耐震と新耐震の大きな差は壁の量
旧耐震基準にくらべ新耐震基準の求められる壁の量が増えた。
木造住宅にとって耐力壁の重要性は地震力や風圧力の横方向に押す力に抵抗するための壁です。
新耐震基準と聞くとなんだか新しい基準やん!!って思ってしまいそうですが・・・1981年基準 43年前の基準です
決して新しくありません。
そして1995年の起きた阪神淡路大震災の後倒壊した家を調べたところ
分かったのが耐力壁をバランス良く配置しないと家がねじれて倒壊してしまう事
柱頭柱脚の接合部分を止めていないと柱の頭や足がスポンと抜けてせっかくの耐力壁が機能しないという事がわかりました。
この後2000年に法改正があり新耐震基準+α(四分割法・N値計算)
四分割法の目的
- 必要壁量に対して所定以上の耐力壁を配置すること
- 「耐力壁」をバランスよく配置すること
N値計算
柱頭・柱脚の接合金物を選定するときに用いる計算手法
これらが今の基準の耐震基準になっています
分かりやすく言えば43年前に昭和56年の6月以降に
建てられたお家の壁量計算基準も【耐震等級1】
2000年以降から今現在の2024年
24年前の基準の壁量計算+αも【耐震等級1】
これは驚きです!
主人にど素人主婦の私でも分かりやすい様に質問してみました・・・
じゃあさ10年前でも去年でもハウスメーカーや工務店で耐震等級の
事は大丈夫だろうと前提で言わずにお家建ててくださいって言うたら
そのお家は耐震等級1って事??
そういう事だそうです・・・
ほぉぉぉぉぉぉぉ驚きでした。
さらに分かりやすく!耐震等級2ないし3にして下さいと言わない
言うてない家は耐震等級1なのです。
阪神淡路大震災から能登半島地震までの間色々な地震があったのにも関わらず
法改正がアップデートしてないのは建築基準法で耐震等級1で安全とされているからだそうです。
おかしい話ですね・・・
シェアさせて頂きます
本当に勉強になります。